“ほむ”の漢字の書き方と例文
語句割合
讃美100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
仏陀ほとけの教えこそ讃美ほむべきかな。それは隠遁いんとんの教えではない。勇往邁進ゆうおうまいしん建設の教えだ。禁慾の教え、克己の教えだ。……わしはすぐに殺されよう。妾はすぐに火炙ひあぶりに成ろう。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
共に人心を導くに足りぬ! 因果経よ、涅槃ねはん経よ、仏教こそは讃美ほむべきかな。……恥ずべきは人の世だ。戦国の世の浅ましさ、一夫多妻、叔姪相婚、父子兄弟相せめぎ、骨肉互いについばもうとしている。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)