“ほどがや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
程ヶ谷66.7%
程谷33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると車が横浜を通り過ぎ、程ヶ谷ほどがや、戸塚とさしかかって来た時である。運転手台に乗っていた、助手の一人が、突然文子の席の方へ躍込おどりこんで来た。
骸骨島の大冒険 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
江戸時代には箱根の温泉まで行くにしても、第一日は早朝に品川しながわって程ヶ谷ほどがや戸塚とつかに泊まる、第二日は小田原おだわらに泊まる。そうして、第三日にはじめて箱根の湯本ゆもとに着く。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「廿七日。巳後先生至。江原与平及門人豊後甲原玄寿讚岐臼杵直卿従。発装及申。宿戸塚駅。」敬軒等は茶山を程谷ほどがやに待ち受け、此より同行した。茶山は二十六日の夜を川崎に過したのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)