トップ
>
ほっしんしゃ
ふりがな文庫
“ほっしんしゃ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
発心者
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
発心者
(逆引き)
余儀ない旅の思立から、身をもって僅に逃れて行こうとするような彼は、丁度捨て得るかぎりのものを捨て去って「
火焔
(
ほのお
)
の家」を出るという
憐
(
あわ
)
れむべき
発心者
(
ほっしんしゃ
)
にも彼自身を
譬
(
たと
)
えたいのであった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
その前にある
経机
(
きょうづくえ
)
には
香炉
(
こうろ
)
と、
水瓶
(
すいびょう
)
をのせ、やや
退
(
さ
)
がって、
阿闍梨性範
(
あじゃりしょうはん
)
の席、左右には、式僧が、七名ずつ、これも、眼たたきもせずに、それへ入ってくる
九歳
(
ここのつ
)
の
発心者
(
ほっしんしゃ
)
を、じっと、見つめていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ほっしんしゃ(発心者)の例文をもっと
(2作品)
見る