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ほうぜう
ふりがな文庫
“ほうぜう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
豊饒
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豊饒
(逆引き)
大陸的な
豊饒
(
ほうぜう
)
な男の性質に打たれて、何処にゐても自由にふるまへる民族性に、ゆき子は富岡にはなかつた明るいものを感じた。富岡に逢つてゐる時の胸を射すやうな淋しさはなかつた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
又、ただそんな理窟ばつた
因縁
(
いんねん
)
ばかりではなく、彼は心からこの花を愛するやうに思つた。その
豊饒
(
ほうぜう
)
な、
杯
(
さかづき
)
から
溢
(
あふ
)
れ出すほどの
過剰
(
くわじよう
)
な美は、
殊
(
こと
)
にその紅色の花にあつて彼の心をひきつけた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
ほうぜう(豊饒)の例文をもっと
(2作品)
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