“べんぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
抃舞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくのごとく宇宙を観察しきたらば、人生五十年の歳月は、観天楽地の間に雀躍じゃくやく抃舞べんぶして送ることを得、貧苦も病患もともに相忘れて、いながら極楽界中の人となることを得るに相違ない。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
〈最も喇嘛ラマを重んず云々、遥かにこれを見ればすなわち冠をぬぎ叩著こうちょす、喇嘛手にてその頂を摩し、すなわち勝れてこれを抃舞べんぶす、女を生めば美麗なるを択びてこれを喇嘛に進むるに至る
青天白日の下に抱擁ほうよう握手あくしゅ抃舞べんぶする刹那せつなは来ぬであろうか。
謀叛論(草稿) (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)