“べっこん”の漢字の書き方と例文
語句割合
別懇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「又左どの。——御辺と筑州とは、若年からの、ふたつなき別懇べっこん。戦いかくなるからは、この匠作に義理遠慮ははやり申さぬ。御分別よろしくあれや」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と語り合っている一人は神尾主膳で、一人は分部わけべという組頭。この二人が別懇べっこんの間柄であることはこの会話でも知れます。この話をしているところへ
「第一、先方の家庭とあなたの関係ですが、その兄さんと別懇べっこんのことは御両親も御存知でしょうな?」
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)