“へきそん”の漢字の書き方と例文
語句割合
僻村100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アテラという地名がそういう僻村へきそんの名になっていることは、かつて自分もその理由を考えてみたことがある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
秋は早い奥州の或山間さんかん、何でも南部なんぶ領とかで、大街道おおかいどうとは二日路ふつかじ三日路みっかじも横へ折れ込んだ途方もない僻村へきそんある寺を心ざして、その男は鶴の如くにせた病躯を運んだ。
観画談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
田舎ことに山間の僻村へきそんでは別に手習師匠もござりませんので、寺の住持が片手間に教えて居ります。
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)