“ぶんぼう”の漢字の書き方と例文
語句割合
蚊虻100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自然の化育に従って、その性に従うものは従い、また瓦石がせきともなり蚊虻ぶんぼうともなって変化にまかせて行くべきものはまたその変化にやすんじて委せる。これが本当の「道」であるべきだ。
荘子 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
いやしくも吾が区々の悃誠こんせいを諒し給わば、幕吏必ず吾が説をとせんと志を立てたれども、蚊虻ぶんぼう山を負うのたとえついに事をなすことあたわず今日に至る。また吾が徳の非薄ひはくなるによればなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)