“ぶそん”の漢字の書き方と例文
語句割合
蕪村100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「暮れて帰れば春の月」と蕪村ぶそんの時代は詩趣満々ししゅまんまんであった太秦うずまさを通って帰る車の上に、余は満腔まんこうの不平をく所なきに悶々もんもんした。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
言葉が制限であり、習慣が附け紐である限りは、要するにそれはただ蕪村ぶそんのいわゆる「水桶にうなづき合ふや瓜茄子なすび」である。
蕪村ぶそん七部集が艶麗えんれい豪華なようで全体としてなんとなく単調でさびしいのは、吹奏楽器の音色の変化に乏しいためと思われる。
俳諧の本質的概論 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)