“ぶぎょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
奉行100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうかすると、奉行ぶぎょうその人ですら下役から監視されることをまぬかれなかった。それを押しひろげたような広大な天地が江戸だ。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
河本家は四百石の大寄合よりあいであるが、宗兵衛は三年まえから町奉行ぶぎょうを勤めている。としは直衛と同じ三十二歳、妻のほかに二人の子があった。
改訂御定法 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
奉行ぶぎょうの前に引き出された吉助きちすけは、素直に切支丹宗門きりしたんしゅうもんを奉ずるものだと白状した。それから彼と奉行との間には、こう云う問答が交換された。
じゅりあの・吉助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)