“ふなまど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
33.3%
船窓33.3%
艙牕33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋雨そゝぐふなまど
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
降りつゞく雨は、碇泊船の燈火の長く漂ふ滑なうしほの上に落ちて行く。其の音も響もない雨の絲を、船窓ふなまどに眺めて泣いた事がある………。
歓楽 (旧字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)
艙牕ふなまどの下から、両方へ漕ぎ別れて行つた二艘の一つに、黒瞳の子は薬瓶のはんけちの包みをさげて、立つてゐる。瀬戸の岸へ帰るのだ。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)