艙牕ふなまど)” の例文
艙牕ふなまどの下から、両方へ漕ぎ別れて行つた二艘の一つに、黒瞳の子は薬瓶のはんけちの包みをさげて、立つてゐる。瀬戸の岸へ帰るのだ。
雪の島:熊本利平氏に寄す (新字旧仮名) / 折口信夫(著)