“ふつつかもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
不束者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「手前滝沢清左衛門せいざえもん不束者ふつつかものにござりまするが何卒なにとぞ今後お見知り置かれ、別してご懇意にあずかりたく……」
戯作者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
起居たちいもしとやかで、挨拶あいさつ沈着おちついた様子のよい子だから、そなたたちも無作法なことをして不束者ふつつかもの、田舎者と笑われぬようによく気をつけるがよいと言われた。
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
「番頭と申すのは名ばかりで、まだ昨日きのうきょうの不束者ふつつかものでございます。この後も何分よろしく願います」
半七捕物帳:50 正雪の絵馬 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)