“ふっけ”の漢字の書き方と例文
語句割合
吹消100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
トタンにくだんの幽霊は行燈あんどんの火を吹消ふっけして、暗中を走る跫音あしおと、遠く、遠く、遠くなりつつ、長き廊下の尽頭はずれに至りて、そのままハタとむべきなり。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
光をいとうことかくのごとし。されば深更一縷いちる燈火ともしびをもお貞は恐れて吹消ふっけし去るなり。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)