“ふちまい”の漢字の書き方と例文
語句割合
扶持米100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼等とても、お蔭で、扶持米ふちまいを切り替えるのに、大分損をしているのだから、恨みは、民衆と同じであった。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
扶持米ふちまい取りの役付き家臣はなつかしい家屋敷を買いもどしたというのだ。采邑地さいゆうち持ちであったものは地券を受けてその同じ土地の地主になることが出来たというのだ。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
洋学生徒の数は次第々々にえるからその教授法に力をつくし、又家の活計くらしは幕府に雇われて扶持米ふちまいもらうてソレで結構暮らせるから、世間の事にはとん頓着とんじゃくせず、怖い半分
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)