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ふださ
ふりがな文庫
“ふださ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
札差
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
札差
(逆引き)
広びろとした
框
(
かまち
)
に金係りお米係りの番頭が、行儀よくズーッと
居列
(
いなら
)
んでいるのだが、この
札差
(
ふださ
)
しの番頭は、首代といっていい給金を取ったもので、無茶な旗本連を向うへまわして
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
この屋形船は大名遊びや町人の
札差
(
ふださ
)
しが招宴に利用したもので、大抵は屋根がなく、一人や二人で乗るのでなくて、中に芸者の二人も混ぜて、近くは牛島、遠くは水神の森に遊興したものである。
亡び行く江戸趣味
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
売る土がなくなると姉が死んだといって、蔵前の
札差
(
ふださ
)
しに、来年さらいねんの扶持米を金にして貸せといたぶりに行く。札差し稼業はもとよりそういう
放埒
(
ほうらつ
)
な、または貧乏な
武士
(
さむらい
)
があって太るのだ。
旧聞日本橋:13 お墓のすげかえ
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
ふださ(札差)の例文をもっと
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