“ふだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
譜代91.8%
普代4.1%
譜第4.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼の奉公している杉浦中務の屋敷は六百五十石で、旗本のうちでもまず歴々の分に数えられているので、用人や給人はすべて譜代ふだいである。
両国の秋 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
ところが岩手県では閉伊へい郡の北端に、普代ふだいの官有林というのが海に臨む段丘の上にあって、広大なかしわ林であった。
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
家のまわりの植物は萩がず衰えて、今ではわずかに一叢ひとむら二叢が、譜第ふだいの家の子のような顔をしてつちかわれている。黄なる山菊は残そうと思ったが、去年などはどうやら咲かずにしまった。