“ふたことめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
二言目100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『阿父さんの事だから何を為さるか知れ無い。むかしから二言目ふたことめには人民の為だもの。』
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
二言目ふたことめには大きな声を出して怒鳴るし。音楽に趣味なんて、とんでもない大嘘だわ。
女の一生 (新字新仮名) / 森本薫(著)
さうしてひとりで利巧ぶつて、可恐おつそろしい意気がりで、二言目ふたことめには金々と、金の事さへ言へば人は難有ありがたがるものかと思つて、俺がかうとおもや千円出すとか、ここへ一万円積んだらどうするとか
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)