“ひりょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
臂力66.7%
卑力16.7%
緋緑16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それがし、年老いたりとは申せ、臂力ひりょくいまだ衰えは見せぬ。三本の弓一度に引き得べく、身は千斤の力をもっています。どうして老いたりと称してお用いにならぬのですか」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日本の文芸家が作家オーソース倶楽部クラブというほどの単純な組織すらも構成し得ない卑力ひりょくである事を思えば、政府の計画した文芸院のゆうに成立するのも無理はないかも知れぬ。
文芸委員は何をするか (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
幞頭角帯ぼくとうかくたい緋緑ひりょくの衣を着た判官が数人入ってきて何か言いはじめた。友仁は何を言うだろうと思ってつくえの下へ身を屈めて聞いていた。
富貴発跡司志 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)