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ひょうきゃく
ふりがな文庫
“ひょうきゃく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
嫖客
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫖客
(逆引き)
それも江戸の
泰平
(
たいへい
)
が今絶頂という
元禄
(
げんろく
)
さ中の仲之町の、ちらりほらりと花の便りが、きのう今日あたりから立ちそめかけた春の宵の五ツ前でしたから、無論
嫖客
(
ひょうきゃく
)
は出盛り時です。
旗本退屈男:01 第一話 旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
肌合面白く床の上手なるものかへつて二、三枚下つた処にありしぞかし。然るを世の
嫖客
(
ひょうきゃく
)
といふものは大抵土地の評判を目当にして女を選び、新聞の美人投票に当りしものなぞ買ふを名誉とす。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
かくして乗りつけたところは、
粋客
(
すいきゃく
)
嫖客
(
ひょうきゃく
)
の行きも帰りも悩みの多い、吉原大門前です。無論もう客止めの大門は閉じられていましたが、そこへ行くと三とせ越しのお顔が物を言うのだから叶わない。
旗本退屈男:01 第一話 旗本退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
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