“ひょうかんむひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
剽悍無比66.7%
慓悍無比33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芹沢といえども剽悍無比ひょうかんむひなる新撰組のかしらとまで立てられた男である、まして手負猪ておいじしの荒れ方である。敵は誰ともわからぬが、相手はそんなに多数ではない。
いったい北夷ほくいの兵は、長槍の術にけ、また馬の良いのを持っているので、接戦となると、剽悍無比ひょうかんむひですが、弓、石火箭いしびやなどの技術は、彼らのよくするところでありません。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし何せよ、慓悍無比ひょうかんむひな命しらずである。ただでさえせいのおとろえている伊那丸は、無念むねんや、ジリジリ追われ勝ちになってきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)