“ひばく”の漢字の書き方と例文
語句割合
飛瀑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つつがなく、生命の自然そのままに持っていようとすることの方が——那智の巌下がんかに千尺の飛瀑ひばくをこらえているよりは、どんなに、苦しいか、むずかしいか。
煤煙ばいえんにとざされた大都市の空に銀河は見えない代わりに、地上には金色の光の飛瀑ひばくが空中に倒懸していた。
試験管 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
あの時は飛瀑ひばくの音、われを動かすことわがこころのごとく、いわおや山や幽𨗉ゆうすいなる森林や、その色彩形容みなあの時においてわれを刺激すること食欲のごときものありたり。
小春 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)