“ひとくくり”の漢字の書き方と例文
語句割合
一括100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢野は細面手ほそおもての色黒い顔に、こしゃこしゃした笑いようをしながら、くたびれたような安心したようなふうで、大儀たいぎそうに片手に毛布と鞄との一括ひとくくりを持ち
廃める (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
平次はそう言って、懐中ふところから出した銀磨きの十手と、一括ひとくくりの捕縄を笹野新三郎の前に差出しました。
たくましい流水のみおや渦をくぐりぬけて、足にふまえた一括ひとくくりの木材を目的のところまで無事におくり届けた歓びであった。翌日彼らは、食糧をにない長い柄を肩にした。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)