“ひっぱさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
引挟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「けれどもね。実は、その時の光景というのが、短銃と短刀同然だったよ。弁持と二人で、女房を引挟ひっぱさんで。」
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
自分との事のために、離座敷はなれざしきか、座敷牢ざしきろうへでも、送られてくように思われた、後前あとさき引挟ひっぱさんだ三人のおとこの首の、兇悪なのが、たしかにその意味を語っていたわ。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
見張員と休息員と無頼漢等を引挟ひっぱさんで、片手に一人ずつ引掴ひッつかめば、れたる者も逃げんとはせず。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)