“ひざこぶし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
膝子節50.0%
膝小節50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左の膝子節ひざこぶしの下に「足の蒲団」といふ一尺ばかりの小蒲団を敷きてそのまま一分きざみにずり行く。敷居の難所を越えて、一間の道中つつがなく、坐敷の寐床に著く。
明治卅三年十月十五日記事 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
蘆花君は薄暗いへやの隅つこで、膝小節ひざこぶしを抱へ込んだ儘、こくりこくりと居睡ゐねむりをしてゐる。附近あたりには見窄みすぼらしい荷物が一つきりで、何処にもその「善い物」は見つからなかつた。