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ひさげかうろ
ふりがな文庫
“ひさげかうろ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
提香爐
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
提香爐
(逆引き)
贄櫃
(
モンストランチア
)
の前には、
兒
(
ちご
)
あまた
提香爐
(
ひさげかうろ
)
を振り動かして歩めり。これに續きたるは、こゝらあたりの美しき少女を
撰
(
え
)
り出でて、花の環を取らせたるなり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
僧どもは皆經を
誦
(
じゆ
)
するに、我は
火伴
(
なかま
)
の童二人と共に、髑髏の
贄卓
(
にへづくゑ
)
の前に立ちて、
提香爐
(
ひさげかうろ
)
を振り動したり。骨もて作りたる燭臺に、けふは火を點したり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
提香爐
(
ひさげかうろ
)
を打ち振りても、街にありて、叫ぶ
賈人
(
あきうど
)
、
轟
(
とゞろ
)
く車の間に立ちても、聖母の像と靈水盛りたる瓶の下なる、
小
(
ちさ
)
き
臥床
(
ふしど
)
の中にありても、たゞ詩をおもふより外あらざりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
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