“賈人”の読み方と例文
読み方割合
あきうど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
提香爐(ひさげかうろ)を打ち振りても、街にありて、叫ぶ賈人(あきうど)、轟(とゞろ)く車の間に立ちても、聖母の像と靈水盛りたる瓶の下なる、小(ちさ)き臥床(ふしど)の中にありても、たゞ詩をおもふより外あらざりき。
剥栗(むきぐり)並べたる釜の下よりは、火燄立昇りたり。賈人(あきうど)の物いひかはす聲の高きは、伊太利ことば知らぬ旅人聞かば、命をも顧みざる爭とやおもふらむ。魚賣る女の店の前にて、母上識る人に逢ひ給ひぬ。