“ばいたらよう”の漢字の書き方と例文
語句割合
貝多羅葉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この年六月中旬から八月下旬まで麻疹ましんが流行して、渋江氏の亀沢町の家へ、御柳ぎょりゅうの葉と貝多羅葉ばいたらようとをもらいに来る人がくびすを接した。二樹にじゅの葉が当時民間薬として用いられていたからである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
折柄居士は「あなたがチベットへ行くならば法王にこの釈迦牟尼如来しゃかむににょらいのお舎利しゃりを上げて貰いたい」と言って舎利をおさめた銀製の塔とその捧呈書とそれから貝多羅葉ばいたらよう経文きょうもん一巻をたくされました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)