“はんにゃとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
般若湯95.0%
磐若湯5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときは一とき。やがて般若湯はんにゃとう(酒)もすっかり廻ると、また祭壇へ出て宵のお経。また休息、またお経。明け方ぢかくまでそれがつづく。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
オイ。了念了念。昨夜ゆんべ般若湯はんにゃとうの残りがあろう。ソレソレ。それとあのギスケ煮(博多名産、小魚の煮干にぼし)の鑵を、ここへ持って来なさい
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
鏡花氏は熱い磐若湯はんにゃとうを飲んで、少し昂奮しておられたが、矢張やはり熱心な怪談の聴者の一人であった。
友人一家の死 (新字新仮名) / 松崎天民(著)