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はんすいはんせい
ふりがな文庫
“はんすいはんせい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
半睡半醒
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半睡半醒
(逆引き)
寝入るともなく
醒
(
さ
)
めているともない彼だった。そしてその浅い
半睡半醒
(
はんすいはんせい
)
のうちに、彼と天狗のけじめもなくなっていた。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
遉
(
さすが
)
に、彼女の意識は疲れてしまった。不快な、重くるしい眠が、彼女のぐた/\になった頭脳を
蝕
(
むしば
)
み始めていた。
現
(
うつつ
)
ともなく夢ともないような、いやな
半睡半醒
(
はんすいはんせい
)
の状態が、暫らく続いた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
ある日の午後、「てつ」は
長火鉢
(
ながひばち
)
に
頬杖
(
ほほづえ
)
をつき、
半睡半醒
(
はんすいはんせい
)
の境にさまよっていた。すると小さい火の玉が一つ、「てつ」の顔のまわりを飛びめぐり始めた。「てつ」ははっとして目を
醒
(
さ
)
ました。
追憶
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
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