“はんげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半間88.9%
半減11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お末は白い前掛で手を拭き拭き出て来て、暗い六畳の半間はんげんの戸棚から子供達の寝間着の皆はいつた中位ちうぐらゐな行李を引き出した。
帰つてから (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
自分はつと立って嫂のうしろへ廻った。彼女は半間はんげんとこを背にして坐っていた。室が狭いので彼女の帯のあたりはほとんど杉の床柱とすれすれであった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
村山享書は永蟄居えいちっきょ食禄しょくろく半減はんげん。野口行之助は改易かいえき和泉図書いずみずしょは親族預け、食禄三分の一減。笠井十兵衛は永蟄居、食禄半減。その他——ということであった。
艶書 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)