“はやとのすけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
隼人佑66.7%
隼人佐33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここの中二階の下の部屋には、堀尾茂助ほりおもすけ、一柳市助、木村隼人佑はやとのすけなどの近衆がつめ、身辺の世話は、小姓たちが勤めていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかし堂木山、神明山の二とりでは木村隼人佑はやとのすけの監軍が厳しく出入を見張っているため、いずれも不成功に終って来た。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「私を、木村隼人佑はやとのすけ殿の所へ、御案内ねがいたいのです。……と、だけでは御不審でしょうが、折入って、しかも火急、お耳に入れねばならぬ一大事があるので」
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
木村隼人佑はやとのすけ、浅野日向、小姓組の面々も、秀吉のことばに、初めて広袤こうぼうな焦土の中に、その異様なる一群の人間がいることを知り、みな不審そうな眼をこらしていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この戦の前年即ち天正二年の末、山県の宿しゅくで馬場、内藤及び高坂昌隆の四人が小山田佐兵衛信茂、原隼人佐はやとのすけを加えて、明年度の軍事を評議した事があった。
長篠合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)