“はなたか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻隆50.0%
鼻高50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御溝の那方あなたに長く曳ける我影におどろきて、傾く月を見返る男、眉太まゆふと鼻隆はなたかく、一見凜々りゝしき勇士の相貌、月に笑めるか、花にわらふか、あはれまぶたあたりに一掬の微笑を帶びぬ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
わしも若い時ゃ芝居がでえすきでね、大白猿だいはくえん鼻高はなたか盛んの頃には、薬箱をしちに置いても出かけたもんだがね、近頃、江戸も役者の粒がぐっと落ちやした。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)