“鼻高”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなたか50.0%
はなだか50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わしも若い時ゃ芝居がでえすきでね、大白猿だいはくえん鼻高はなたか盛んの頃には、薬箱をしちに置いても出かけたもんだがね、近頃、江戸も役者の粒がぐっと落ちやした。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
馬上の鼻高はなだかさんの赤い面も黒く見えるのです。私は刻々不安が募つて行きます。それは今日に変る明日の淋しい日の影が目に見えるからです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)