“はかはら”の漢字の書き方と例文
語句割合
墓原100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
振向いて見たがんにも居ないから、墓原はかはらへ立帰って見たが、墓には何も変りがない、はて何じゃろうと段々探すと、山の根方の藪ん中に大きな薯蕷やまいもが一本あったのじゃ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
侍童 (傍を向きて)こんな墓原はかはら一人ひとりってゐるのはこはらしい、が、ま、やってよう。
星明りに透かしてみると墓原はかはららしい処は一面の竹籔となって、数百年の大銀杏いちょうが真黒い巨人のように切れ切れの天の河を押し上げ、本堂の屋根に生えたペンペン草、紫苑のたぐいが
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)