“はいばんろうぜき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
杯盤狼藉92.3%
盃盤狼藉7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後に残った甚五衛門は、杯盤狼藉はいばんろうぜきたる座敷の中に一人愁然しゅうぜんと坐ったまま、容易に動こうとはしなかった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
杯盤狼藉はいばんろうぜきと来たので、教育の方は持って生まれた根性を制し得ぬと知れと言うて帰ったと伝う。
殆夜中上野の茶屋に、盃盤狼藉はいばんろうぜきとしていた事もある。その時彼は久米正雄の一張羅いっちょうらの袴をはいた儘、いきなり其処の池へ飛込んだりした。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)