“のりざね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
憲実50.0%
範実25.0%
教実25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
足利学校は上杉憲実のりざねが再興したものだという。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
範実のりざねなどと云ふ男は、篳篥ひちりきこそちつとは吹けるだらうが、好色かうしよくの話となつた日には、——まあ、あいつはあいつとして置け。
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「お前の容色も劣へた。お前の才も元のやうぢやない。お前は範実のりざね義輔よしすけよりも、見下げ果てた意気地なしだ。……」
好色 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
十一月頃に定家自ら九条家におもむいて道家・教実のりざね父子に草本を示したところ、用捨の事ありというので、百首あまり切り棄てられた。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)