“のべがね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
延金83.3%
伸銅16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
工程は鉄に最初やすり目をつけ、銀の針金または延金のべがねを、上からたたきつつ入れる。そうして多くはこれに黒漆をかけてみがき出すのである。古きもの例外なく美しい。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
茶館の二階に待っていたのは李固りこだった。うしろの扉を密閉すると、李固は延金のべがねで五十両を卓においた。そして“闇から闇へ”の取引きを初め、じゃの道はヘビ、多くはいわないでも……と謎をかけた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
万遍なく二、三寸も掘り下げると、出て来たのが伸銅のべがねのような一枚の石。その下の土中から光りが射している。