“ねゆき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
根雪50.0%
寢雪25.0%
寝雪25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根雪ねゆきになると彼れは妻子を残して木樵きこりに出かけた。マッカリヌプリのふもと払下はらいさげ官林に入りこんで彼れは骨身を惜まず働いた。雪が解けかかると彼れは岩内いわないに出て鰊場にしんばかせぎをした。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
もう所謂消えない寢雪ねゆきだ——を見て、「僕がそんな意志の不疎通ふそつうがあなたと天聲君との間にあつたとは、初めから知らう筈がないです。」
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
たとへば地面がけふこの頃の寢雪ねゆきに壓迫されて、段々凍つて行く樣だ。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
ながのとしつき日の眼のとゞかぬおくのまに寝雪ねゆきのようにとじこもっておくらしなされ、すきとおるばかりにおなりあそばして
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)