“ねいじつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
寧日100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
芝は三田の寺町へ格好な家を一軒借りてこれも市中の見物に寧日ねいじつないという有様であった。しかし二人が江戸へ来たのには実に二つの理由があった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
爾後じご病牀寧日ねいじつ少く自ら筆を取らざる事数月いまだ前約を果さざるに、この事世に誤り伝へられ鉄幹子規不可ふか並称へいしょうの説を以て尊卑そんぴ軽重けいちょうると為すに至る。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
そしてまた科学者たちは本来の科学研究を行うのに寧日ねいじつなく、自己の科学趣味や科学報恩の意志を延長して科学小説にまで手を伸ばそうという人は皆無だった。
『地球盗難』の作者の言葉 (新字新仮名) / 海野十三(著)