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ぬりものどいや
ふりがな文庫
“ぬりものどいや”の漢字の書き方と例文
語句
割合
塗物問屋
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
塗物問屋
(逆引き)
五百の姉安を
娶
(
めと
)
った長尾宗右衛門は、兄の歿した跡を
襲
(
つ
)
いでから、終日
手杯
(
てさかずき
)
を
釈
(
お
)
かず、
塗物問屋
(
ぬりものどいや
)
の帳場は番頭に任せて顧みなかった。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
五百の姉壻長尾宗右衛門は、抽斎に
先
(
さきだ
)
つこと
一月
(
いちげつ
)
、七月二十日に同じ病を得て歿した。次で十一月十五日の火災に、横山町の店も本町の宅も皆焼けたので、
塗物問屋
(
ぬりものどいや
)
の業はここに廃絶した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
五百の帰った紺屋町の家には、父忠兵衛の外、当時五十歳の忠兵衛
妾
(
しょう
)
牧
(
まき
)
、二十八歳の兄栄次郎がいた。二十五歳の姉
安
(
やす
)
は四年前に阿部家を辞して、
横山町
(
よこやまちょう
)
の
塗物問屋
(
ぬりものどいや
)
長尾宗右衛門
(
ながおそうえもん
)
に嫁していた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
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