“にがみばし”の漢字の書き方と例文
語句割合
苦味走100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とりようによっては苦味走にがみばしって可愛ゆいところがあると、お絹もそう憎い人とは思っていなかったし、神尾もやくざだけに砕けたところがあって、どうかすると
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一寸ちょっと苦味走にがみばしった男ではあったが、なかなかの凄腕をもっていて、ひどく豪奢ごうしゃな生活をし、それに騙されて学校をでたばかりだった鷺太郎が、言葉巧みにすすめられるまま
鱗粉 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
苦味走にがみばしった、白眼にらみのきく顔をしていて、番士中でも口利き役の、指折りの一人だった。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)