“におうさま”の漢字の書き方と例文
語句割合
仁王様100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゴンゴラ大将は、仁王様におうさまがせんぶりのこなめたような顔をして博士のぐにゃぐにゃした肩をわしづかみにした。
「では棟梁とうりょう元値もとねに買っておくんなさい。これが誰にでも穿ける靴ならば、わたしもこんなことを言いたくはありません。が、棟梁、おまえさんの靴は仁王様におうさま草鞋わらじも同じなんだから」
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)