“なかつかさしょうゆう”の漢字の書き方と例文
語句割合
中務少輔100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
 公儀御目付役、戸川中務少輔なかつかさしょうゆう様、松平十郎兵衛じゅうろべえ様、右御両人は異国船見届けのため、陣場見回り仰せ付けられ、六日夜浦賀表へ御出立にこれあり候。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
氏郷は白河をば関右兵衛尉うひょうえのじょう、須賀川をば田丸中務少輔なかつかさしょうゆう阿子あこしまをば蒲生源左衛門、大槻を蒲生忠右衛門、猪苗代を蒲生四郎兵衛、南山を小倉孫作、伊南いなみを蒲生左文、塩川を蒲生喜内
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
方々からの見廻飛脚がにぎわうのをはゞかり多しと云って断り、又高野山へ見廻之儀一切停止ちょうじなさるゝ旨、駒井中務少輔なかつかさしょうゆう、益田少将方から廻文に及び、たゞ山の口々に歩士二人宛すえ置くように申し触れた。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)