“なかせんどう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中仙道60.0%
中山道40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今より中仙道なかせんどうへ参るから、路用の金を二十両ばかり出せとおどしつけまして、金をうけとるとすぐに逃げ出しましてござります
それも去年は東海道を通ったから今年は中仙道なかせんどうというように毎年巡業の道を変えた。君子は旅の大道芸人の稼業が決して好きではなかった。
抱茗荷の説 (新字新仮名) / 山本禾太郎(著)
随処の名士に接し、随処の歴史的古跡、随処の勝区を訪尋し、中山道なかせんどうを経、六月一日を以て江戸に達せり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
御案内しましたが、あそこで軍議が二派に別れて、薩長はどこまでも中山道なかせんどうを押して行こうとする、土佐は甲州方面の鎮撫ちんぶを主張する——いや、はや、おおやかまし。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)