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どんこん
ふりがな文庫
“どんこん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
鈍根
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鈍根
(逆引き)
筑後
梁川
(
やながわ
)
の藩に大石進という者がある。性質愚に近いほどの
鈍根
(
どんこん
)
で、試合に出ては必ず負ける。後輩年下の者にさえさんざんに打ち込まれる。そのたびごとに笑われ
嘲
(
あざけ
)
られる。
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
闇夜
(
やみよ
)
の発光文字のごとくに、必要な
途
(
みち
)
だけがハッキリ浮かび上がり、他は一切見えないのだ。我々
鈍根
(
どんこん
)
のものがいまだ
茫然
(
ぼうぜん
)
として考えも
纏
(
まと
)
まらないうちに、悟空はもう行動を始める。
悟浄歎異:―沙門悟浄の手記―
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
のみならず親の手前世間の手前面目ない。人から
土偶
(
でく
)
のようにうとまれるのも、このおれを出す機会がなくて、
鈍根
(
どんこん
)
にさえ立派に出来る翻訳の下働きなどで日を暮らしているからである。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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