“とりつくろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取繕90.9%
取修4.5%
取装4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
京都大学にある内田氏の研究室は、あの人のへやだけにきちんとしたものだが、たつた一つ取繕とりつくろはないものが中にまじつてゐる。
風俗なりふりなぞにはかまはない人で、これから汽車に乗るといふのに、其程それほど身のまはりを取修とりつくろふでも無い。男の見て居る前で、僅かに髪をで付けて、旅の手荷物もそこ/\に取収とりまとめた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『今——新聞を読んで居たところです。』と丑松は何気ない様子を取装とりつくろつて言つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)