“とむらいがっせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
弔合戦87.5%
吊合戦12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武田のほろびた天正十年ほど、徳川家の運命のはかり乱高下らんこうげした年はあるまい。明智光秀あけちみつひでが不意に起って信長を討ち取る。羽柴秀吉はしばひでよし毛利もうり家と和睦わぼくして弔合戦とむらいがっせんに取って返す。
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
『旗風』の弔合戦とむらいがっせんがはじまったのだ。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
いずれにしても、昔のかたき討は一種の暗殺か、あるいは吊合戦とむらいがっせんといったようなもので、それがいわゆる「かたき討」の形式となって現れて来たのは、元亀げんき天正てんしょう以後のことであるらしい。
かたき討雑感 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)