“とじこも”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
閉籠96.6%
閉込3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正午ひる時分にいったん帰って、居間へ閉籠とじこもったが、しばらくすると、またどこへか出て行きました。そうして夕方になって戻って来ました。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
種彦は日ごとおしえを乞いにと尋ねて来る門弟たちをも次第々々に遠ざけて、唯一人二階の一間ひとま閉籠とじこもったまま、昼となく夜となく
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
茶の間の方に兄や姉などの声が入りまじって聞える時などは、みんなの楽しさにくらべて閉込とじこもっている自分の身が、殊更にあわれまれた。
咲いてゆく花 (新字新仮名) / 素木しづ(著)