“としよわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
年弱100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ええ、もう、年弱としよわ三歳みッつになりますが、ええ、もう、はや——ああ、何、お茶一つ上げんかい。」
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのときお前は年弱としよわの三つで、何も知らなかろうなどゝ云う話で、私も実にほんとうの親にあったような心持がして、今晩は是非ぜひ泊れといって、中村の家に一泊しました。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
門を出ると月下の平橋へいきょうには白い苫船とまぶねもやっていた。みんなは船に跳び込んだ。雙喜は前の棹を引抜き、阿發あはつは後ろの棹を抜いた。年弱としよわの子供は皆わたしに附いて中の間に坐った。
村芝居 (新字新仮名) / 魯迅(著)